顎関節症で悩まれている方へ

顎関節症やそれに伴う症状は、様々な要因が絡み合って発症することが多く、その原因は非常に多岐にわたります。その結果、明確な原因を特定するのが難しく、適切な治療が受けにくい状態になることがあります。

しかしながら、「噛み合わせやお口の問題が原因」である場合、顎関節症を専門とする歯科医院での治療によって、症状が軽減されることも少なくありません。歯がボロボロになっている方の中には、咬合が崩壊しているケースもありますので、噛み合わせを整えることでより症状の緩和に期待ができます。

当院では、顎関節症に対する治療方法を多数用意しており、患者さん一人一人の症状に合わせた治療プランを提供しています。

当院で行っている具体的な治療方法についてご紹介します。

当院では、CT撮影を用いて噛み合わせや顎関節の状態を三次元的に詳細に把握します。これにより、顎の位置や噛み合わせのズレが明らかになります。

患者さんのお口の模型を作成し、咬合器という特殊な装置にセットします。この装置を使用して、様々な角度から咬合の状態を詳細に分析し、必要な治療法を検討します。このプロセスにより、より精度の高い治療計画を立てることが可能になります。

「歯列接触癖（TCH）」は、口を閉じているときに、上下の歯が無意識に持続して接触してしまう「癖」を指します。この状態が習慣化すると、顎関節や咀嚼筋に過剰な負担がかかり、顎関節症の発症リスクが高まるとされています。

当院ではこの症状の有無をしっかりと診断し、問題が確認された場合には、改善するためのトレーニングを行っています。